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蛮 勇 引 力

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ボリショイ祭 ・・・明るい小川

 
今回の来日公演で、 王道演目「白鳥の湖」と「ドン・キホーテ」と並んで上演された「明るい小川」(日本
初上演)は、 大変楽しい作品でした。     (12月9日観賞)
 

 
ショスタコーヴィチが書いたバレエ音楽「明るい小川」は、 1935年に発表され大好評を博したものの、
ソ連共産党から目をつけられて以来、 ずっと封印されていたそうです。
それを ラトマンスキーが再び取り上げ、 残された数少ない写真や資料を頼りに、 当時の雰囲気を再現
することに重きを置きながら、 演出・振付けをして現代に蘇らせ、 2003年に再演された作品です。

ストーリーは単純なうえドリフのドタバタ喜劇のようでもありますが(笑)、 いやもう楽しいこと素晴らしい
こと。
ソ連共産党体制の中でのヒトビトの暮らしは厳しいものだったと想像しますが、 コルホーズ(集団農場)を
舞台に、 労働した収穫を喜び、 恋をしたり憧れたり と、 活き活きと愛らしく逞しく生きる人間たちへの
賛歌といえる作品でした。
それゆえ、 最初から最後まで とにかく楽しい。 舞台美術/衣装も いかにもスラブ的な色や柄の氾濫で
長く厳し冬が来る前の、 短い春・夏・秋の歓びと感謝に溢れていました。
そして、 この色・柄と比例するかのような 踊りのシークエンス。
登場人物であるバレエ・ダンサー(男性)が バレリーナ(女性)に入れ替わり、 トウシューズで踊っる
シーンもそうですが、 その溢れるダンスのハードで高度なこと。 コメディ作品ですが、 それを繰り広げて
いる技術は相当なもので、 やはりとうかさすがというか。
あらためてこのバレエ団のトップからコールドに至るまでの技術と表現力の高さを 感じ入った次第です。

フィーリンの「バレエ・ダンサー」は本当に楽しく素晴らしく、 夏にボリショイを去り、 ダンチェンコ・バレエの
芸術監督に就任した彼が 特別参加してくれたことに、大きな感謝を送りたいと思います。 (欲を言えば、
ドンキや白鳥も踊ってほしかったケド・・・)  もう彼の踊りを観られないかと思うと寂しい限りです。
アレキサンドロワの「バレリーナ」も とってもキュートで活き活きとして本当に魅力的でした。 彼女は
魅力的な彼女自身の人柄が舞台に映るバレリーナで、 そこもヒトビトに愛される所以でしょう。
6日の『白鳥』のオデット/オディールもよかったけれど、 やはり彼女は この「バレリーナ」や「キトリ」の
ような役が最高に素晴らしい。 
フィーリンとアレクサンドロワは 息もぴったりで、 楽しんで演じていることが伝わってきました。
“田舎”ではちょっと二枚目だけどやっぱりちょっとドンクサイ・ピョートル役のメルクリエフも とてもよかった
です。 ジャンプの着地に失敗?(そういう振付け?)した後、 少し元気がなくなってしまったように見えて
心配しましたが、 演技力と彼が持つどこか素朴な雰囲気とで、 この役を見事に演じきっていました。
クリサノワは、 妊娠のため降板したルンキナの代役でしたが、 軽やかで柔らかく、 伸びやかな踊り
がとてもよかったです。
主要4人以外のキャストもみなとても素晴らしくて印象的でしたが、 特筆したいのは「アコーディオン
奏者」を演じたサーヴィンくん。 『ドンキ』の「ガマーシュ」役では小芝居を繰り広げていましたが、 ちゃんと
踊る場面がなくわかりませんでしたが、 なかなかの踊り手。 ちょっとコルプ(マリインスキー・バレエ)
に似た雰囲気もあり、 背も高そうだしで、 今後に期待したいと思うのですが、 彼はキャラクター系?


とにかくとっても楽しかった『明るい小川』。 バレエに興味がないヒトでも楽しめる作品だと思うので、 是非
また日本で上演してほしいものです。




                      「明るい小川」については こちら や こちら

               あけてもあけてもマトリューシュカ

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  1. 2008/12/14(日) 16:22:30|
  2. about D
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